名城大学教授の「GiA多機能空気品質検知器-C0847D725F98」に関するコメント

「GiA多機能空気品質検知器-C0847D725F98」に関するコメント
名城大学理工学部環境創造工学科教授
垣鍔 直
室温と相対湿度に加え,空気質の8項目(CO2,CO,PM2.5,PM10,HCHO,TVOC,O3,カビ菌)を同時に測定できる空気品質モニター(GiA)を試用してみた。最初に,空気質9項目を同時に測定できる測定器は市販されていないので,空気質測定器のフラッグシップになり得ると感じた。
研究目的で使用する場合,価格は研究用の粉塵計などと同じような価格帯なので購入しやすいと感じた。大きさはノートパッドクラスなので,ポケットに入れるわけにはいかないが,携帯するには問題はない。電源を入れると自動的に測定を開始し,測定間隔は1分,6分,1時間に設定できる。もっと選択肢が多い方が良いと思う使用者もいるかもしれないが,センサーの時定数などを考えれば妥当な設定と思われる。測定器の背後にUSBコネクターがあり,それにUSBメモリーを繋げ,本機のモニターを操作すると起動時から測定したデータを保存できる。保存データはExcelファイルになるので分析などには便利である。また,GPS機能が付いていて,測定場所周辺の屋外の空気質も表示される。バックグランドがわかることは建物の気密性能などを間接的に評価できる可能性がある。

COVID-19で社会が混乱している現在,自分の生活空間の空気質を知りたいと思う一般の方も多いと思われる。一般の方が使用する場合,全ての測定値がモニターに映し出されても,それらの値を評価するのは難しいはずである。その点に関しては,モニター上をタッチすれば許容値との比較ができるので,一般の方でも空気質を評価できるようになっている。さらに,全ての項目を考慮した空気質指数(IAQ Index)も参考になる。また,Wi-Fi環境があれば,本機をWi-Fiに繋げ,自分の携帯に専用アプリをダウンロードすれば,測定場所の空気質を遠隔でモニターできる。全ての機能を試したわけではないが,なかなかの優れものだと感じた。

垣鍔直教授

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